クッカーってスタッキングやらなにやらぴったり収めたい衝動に駆られキャンプ登山のジャンルを問わずみな一度はハマる沼ではなかろうか。
今のところクッカーセットは山登り用とキャンプ用で2パターン用意している。
燃料はどちらも安定のガスでまとめている。

今回は山登り用のご紹介。


ストーブ。
SOTO AMICUS SOD-320S
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なにやら微妙な機種と思われているアミカスを採用している。
何がいいかっていうと、点火の信頼性、4本五徳の安定性、耐風性、小型軽量性、である。
それらがほどよくまとまっている機種なのだ。
点火は予備のライターをエマージェンシー用で別に持っているので基本は内蔵点火装置がきちんと動けばライターを2本持つよりも小さく軽くできるため必須だった。
25gのガスストーブも存在するが別途点火器具が必要なのとさらに耐風性が最悪なのでウインドスクリーンも用意する必要があり結局かさばってそれほど軽くなくなってくる。
そうなってくるとストーブ単体である程度の性能が得られるアミカスはなかなか絶妙な機種なのだ。


クッカー
EVERNEW Ti570Cup+専用フタ
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ちなみに2018年時はEVERNEW チタンカップ760FDを使用しており、また別にULの定番である400FDも所有しているが2019年は570Cupを採用している。
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なぜ570Cupなのかというとパッキングの自由度と使い勝手の両立のためである。
760FDだとガス缶を含めてすべて1つに収納が可能、だが400FDや570Cupだとガス缶を入れることができず別にするしかない。

しかしこの「別にするしかない」という感覚が問題であることに今年気が付いてしまったのだ。

縦に長い760FDに一つにまとめてしまうよりも570Cupとガス缶で別にしたほうがなんだかんだ隙間にパッキングしやすかったのだ。
一度に沸かせる湯量は760FDが多くていいとはいえ400FDでも例えば主食とスープで2回に分ければ間に合うし湯量が必要そうなメニューでも570Cupであれば大体足りる。
どうしても小さいザックに詰めたいときは400FDを使うがそれ以外であれば万能な容量の570Cupが最適なだ。
入れ物があるとそこに全て入れたい衝動と決別することにより新しい世界が見出せたのである。
ちなみに取っ手のシリコンチューブは570Cupに付いていたやつは短すぎて熱いところを触ってしまうことが多かったので、火が当たらない程度の少し長めの透明シリコンチューブに変えてある。


マグカップ
フォールドアカップ
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あんまり軽くは無いけれど使いやすさでフォールドアカップを採用している。
硬さがあってきちんと置けるし熱い物をいれてもそこまで熱くならないし、畳んだ状態でアミカスが丁度良くハマってガタガタしなくなるのも良い。
シリコンの蛇腹タイプの折りたたみカップよりはウエットティッシュで拭いてきれいにしやすい点も山向きかなと。
色違いで何個かあるので気分で選べるのもgood。


カトラリー
MSRフォールディングスポーク
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2018年はGSIのフォールディングスポークを使用していたのだが2019年はMSRフォールディングスポークを採用した。
GSIの物はクッカーに収まる短い収納長が魅力的であったが欠点があって、スライド機構があるためその溝に食べカスが詰まりやすかったのだ。
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なので食事後にバラしてふき取っておかないと次使うとするとエライことになるので少し面倒だったのだ。
MSRの物は袋飯でも余裕な長さがあり汚れても拭きやすい形状をしているが、収納長さが長くてクッカーに収まらないので別に収納する事になる。
この辺もわざわざ全てをクッカーに入れなくてもいいかなという心境の変化により採用となった。
MSRとGSI共にフォーク部分の長さは結構長めなので麺類も食べやすく大体何でも食べられる万能な点も良い。



ガス
SOTO 105g缶IMG_0364

他のメーカーの物よりもわずかに容量が少ないがその分わずかに高さが低く缶裏のへこみ湾曲も大きいためスタッキング性に優れているため2018年より継続採用している。
といってもこれはクッカーが760FDで全てを一つに入れたかったため採用しただけなのでガス缶を別にパッキングするようにしたことによりこの缶にこだわる必要がなくなった。
一泊だと105gで余裕だが、二泊で少し心配な時はキャプテンスタッグの150g缶を持っていこうかな?という自由度が生まれたのでもう何でも良いのであった。



その他
ウエス一枚

これが意外と重要で、クッカーの中に物を詰めるときにウエス一枚あるだけでカタカタするのを抑えられる。
またなべ掴み代わりにもなるし拭くものを忘れた時はこのウエスでどうにかすることができる。



とりあえずこれら一式あればお湯が沸かせてそのままクッカーで主食を食べてもマグカップでスープが飲めるという感じでまとめている。
袋飯とかカップ麺の場合ならばマグカップを減らしてクッカーでスープを飲んでもいいかなと。