2019年04月

キャンプで毎回使っているランタンのご紹介。
FullSizeRender

使っているのはGoal Zrero RIGHTHOUSE Microというモデルだ。

これのほかにもFlashというモデルもありそっちは先端にLEDフラッシュライトが付いている。
重さも変わらないのでそちらも良さそうであったが説明書を見てみたところ気になる点があった。
1つのスイッチで操作する都合上ランタン側を点灯させるためにスイッチを押すと一度フラッシュライトが点灯してからもう一度スイッチを押してランタン側に切り替えるようになるようだ。
一度フラッシュライトが点いてしまうのがどうしてもいやで付いていないほうを選んだ。

ヘッドランプやらフラッシュライトなんかでも点灯や消灯しようとスイッチを押すと点滅モードを一度通過する必要があるものが多いがそれも嫌いなタイプなのでできるだけ避けている。
Pezleのヘッドランプを愛用しているがPetzlは点滅モードにするときは別操作なのでその点は非常に良いと思う。


特徴は以下。

-軽い-
実測78gと超軽量で普通のヘッドランプより軽いくらい。

-小さい-
よくある18650のリチウムイオンバッテリーが1本入っているのだと思うのだが、それにケースが付いて一回り大きくなっているくらいのサイズ。
もうほとんどバッテリーのサイズだからこれ以上小さくはできないんじゃなかろうかと。

-明るい-
ランタンとして重要な明るさはソロ用としては十分である。
料理でも読書でもまぁだいたいできる。
LEDの球が円周の並びで4個入っているのだが半面の2個だけ点灯することができるので明るくしたくない向きや壁側は消しておけるので便利。
電球色なので若干黄色がかっているがそれほど黄色くは無い。
明るさ調整は電源ボタン長押しで無段階調整でかなり暗くすることもできるので深夜でも使いやすい。

-長時間点灯-
MAX光量でも7時間くらい点灯できるらしいけど電池切れまで点灯させたことが無い。
普通に1泊で使ってる分には気にしなくてもなくならない感じで4段階のバッテリーインジゲーターが付いているが2段目つまり半分までしか減ったことは無い。
MAX光量で半面だけ点灯させて使うことが多いので減りが遅いのかも。

-USB充電式-
連泊でも安心のUSB充電式なのだ。
しかも本体にUSB-Aのオス端子が付いておりモバイルバッテリーとかに直接刺して充電できるのでコード要らず。
これはこれで不便な点でもあり、充電中に移動させづらく邪魔な時はある。

-その他-
先端にフラッシュライトが付いていないモデルではあるが夜トイレに行くときなどに手で持って足元を照らして使用することは十分可能である。
上部がフックというかループになっておりそこを指に引っ掛けて持てる。
無駄に明るいのでむしろ歩きやすい。

-気になる点-
電源ボタンが硬くて押しづらい。
誤操作でスイッチが入ってしまうことはまず無いくらい硬い。
そしてボタンが小さいので押すと結構指先に食い込む感じ。
手探りで押そうとするとどこがスイッチなのかがわかりづらい。
でもまぁ慣れればなんとかといった感じである。
それと置いて使うには向かないデザインで基本吊るして使ったほうが良い。
太さが細いため置けないことは無いのだが安定しない。



-総評-
ランタンとして最小最軽量の部類ながら点灯時間と明るさは普通のランタンと比べても十分といえる性能でメインで使える頼もしいやつである。

※2019.6.22追記※2019.5.3追記は末尾です

みんな大好き(?)Naturehikeが凄いスペックのソロテントを出してきたので早速ポチってしまいました。

VIK1というモデルで、一人用、シングルウォール、前後室付き、リッジポールで頭上広々、最小1kg切り、吊り下げ式、自立式、スカート付き、ともうスペック上は非の打ち所がないくらいにハイスペック。
前作で似た形状の非自立式モデルのtagarというのがあったけどそれには無かった、吊り下げ式、自立式、スカート付き、という点を押さえてきて重量ほぼ変わらずといった感じかと。市場の声を聞いて欲しがる物をリリースしてくるあたりは他メーカーも見習ってもらいたいものですな。
ちなみにAmazonの商品紹介では名前は「VIK」とだけ書いてあるけどフットプリントの袋に「VIK1」と書いてあるのでこっちが正式名称かと。
てことはVIK2も出そうな気がする。気になる気になる。

早速ソロキャンプで使用してきたのでレビューを。
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いつものポジション。
絶好のお花見シーズンだ!


-設営-
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袋の図。
フットプリントはテント本体と一緒に入れてしまっている。


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フットプリントを広げて4隅をペグダウン。
この日は風があったのでペグなしでは飛んで行ってしまう状態。
ちなみに付属ペグはアルミのYペグ16cmくらいのが9本+ガイライン3本で、4隅で4本+前後室で2本+ガイライン短辺前2本後1本で9本使う設計みたい。
今回は付属のペグとガイラインは使わず手持ちの細いチタンペグと太いチタンペグを使用。


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フットプリントの上にテント本体を広げてペグに引っ掛ける。


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ポールを展開する。
頭上のリッジポールも含めて全てくっついているので伸ばしてきっちり差し込むだけで迷わない。
一点だけ注意が必要なのはリッジポールがメインポールの上に来るようにすること。
下に来るようにしても立てられるんだけどプラの継ぎ手に負担がかかりそうになるので。
これはあとからでもくるんと回せるのでそれほど困らない。


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ポールをフットプリントとテント本体の四隅の金具に差し込んで立てる。
金具とポール端部が金と銀で色分けされているのでここも迷わない。
フットプリントだけの状態にポールを立てておいてあとからテント本体を取り付けることも可能だった。
金具部分が小さくて柔軟なのでフットプリントの金具の下にテント本体の金具を引っ掛けてしまえば一旦外さなくてもイケる。(写真が無いと分かりにくいか)


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ポールにテント本体のフックを引っ掛けていく。
フックの質感は丈夫そうでパキッといかなさそうでいい感じ。
そしてリッジポールに金具を引っ掛ける。
引っ掛ける金具に小さい引手のテープが付いており引っ張りやすくなっている細かい気配りが良い。


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前後室をペグダウンすれば概ね完了。
今回は風がそれほど強くないので3本のガイラインは使わずであった。


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立ち姿はなかなか良し。
色は商品説明の写真だと真っ白っぽいがかっこいいグレーな感じ。
このかっこいいというところがポイントw
変な色使いが無くシンプルで良い。


-入口-

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入口は真ん中から開くのではなく一番右にファスナーがあってガバっと開く。
ファスナーのフラップにはベルクロテープではなくマグネットが数点付いておりファスナーを閉じると勝手にペチペチ付いてくれて使いやすい。
スポーツウェアを破壊するベルクロテープが憎くて仕方がない私としてはこの点は最高。
ベルクロテープだったとしたら速攻で縫い目からバラしていたはずなので手間が掛からなくて良かった。


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入口をガバっと開いてみたら巻き取り紐が無いじゃん!と思ったのだがなにやら謎フックが付いており反対側に引っ掛けられるようになっている。
これは使いやすくて良かった。
普通の巻き取り紐だとダラーンとなったりして邪魔なので、他のテントではめくって端に紐を付けて伸ばして引っ掛けておいたことが多々あったのだがそれが標準でできるようになっている。
ただし風が強いとこのフックではどうかな?とは思う。

-簡易タープ-

ここで設営完了、かと思ったのだが昼間だったので日差しがまだあり少し暑い。
タープを建てようかなぁと思ったのだが商品説明の写真にあった入口をタープにする機能を思い出しやってみることに。
トレッキングポールを使うような写真だったが持ってきていないのでタープポールを120㎝くらいにして2本使用してやってみた。
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こんな感じになった。
これをするために(?)入口が真ん中開きになっていないワケだ。
今回は長さ調整ができるポールを持ってきていて良かった。
たまたまテントの向きが良くて入口を東側にしていたため南側に向けて入口簡易タープを建てることができた。
これがまた微妙にギリギリ良いサイズで、地べたギリギリなローチェアであれば丁度隠れることができた。
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高さ、広さ共にギリギリ足りる。このギリギリ足りるって素敵~。
生地が薄くて白っぽいので遮光性能はあまりないがこの日陰なら居られなくもなくこれもギリギリな感じ。
日が沈むまではこの簡易タープスタイルで過ごして暗くなったらタープは閉じた。


暗くなってからはタープポールが無いので屋外用のランタンをどこに吊るそう、となったのだが良い場所を発見。
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このリッジポールがなかなか具合良くせり出していて引手のテープにフックが丁度引っ掛けられた。
さすがに大きいランタンは無理そうだがソロ用のランタンだったら十分な強度。


-室内-


室内の広さはまぁカタログ通り。
リッジポールがあるので頭上はかなり広々。
寝た時の足元と頭のあたりもポールがY字に入っているのできちんと立ち上がっており広い。
寝てすぐ横の使いやすい位置にポケットが一個ある。
それとランタンフックというかループが頂点に一個ある。
そのほかは引っ掛けられる部分はなし。


-スカート-


このテントはスカートが付いているモデルにしてみたがこれの遮風効果は微妙。
長さはちょうど地面に触れるくらいしかない。
そしてスカートが軽すぎて風でひらひらしてしまうので目隠しと雨の吹き込みが防げるくらいかと。
それでも付いていて良かったなとは思う。
無いと結構隙間が空いて周りが気になるのだ。
スカートが邪魔な時は畳むというか引き上げることもできるのであって困るものではないと思うのでスカート付きがお勧めだと思う。


-全室後室-

前室後室の広さはまぁ予想通りくらい。
後室の分荷物はたくさん置けるが後室は小さいファスナーが室内にあるだけで物が入れづらい。
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実際には汚れ物とかを置くことになると思うのだがファスナー開口が小さいので室内からアクセスすることは無いような気がする。
今回は外からペグと紐を一旦外してめくりあげて物を入れて使った。
就寝前に大事な大物であるテーブルやらイスやらガスストーブをある程度ばらして小さくしてから後室に入れておいたり。
夜露で濡れないようにというよりは盗難防止のために。
このときもスカートがあるので中の物が見えなくてこの点は非常に良し。

室内と前室後室の仕切りはメッシュなのでなんとなく夜中はスース―する感じがした。
20センチか30センチくらいの高さまでなんか張って塞いでおけば少しは違うかなと。
でもあまり塞ぐと結露が・・・。


-ナニコレな点-

朝は結構結露していた。
テントの外側はほぼ濡れていないが室内側はびっしょり。
触れるまではきれいに水滴が付いていたが触ってしまったらボタボタと・・・。
まぁ予想はしていたが結構なもので拭きとって絞れるくらいではある。
前室後室に物を入れておいたが今回は結露で逆に濡れるっていうね・・・。
透湿性素材ではなさそうなのでそれのせいか??

天井真上にベンチレーターが2個付いているがそれほど機能していないかも。
このベンチレーターもちょっと厄介そうな形状をしていて、横殴りの雨だと閉じていても室内に吹き込みそうな形状。
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吹き込まなくても支柱が刺さる穴が空いておりここから滴ってきそうな・・・。
ここは要改良な気がする。


-撤収-


撤収は見ての通りフライシートが無くて吊り下げ式なのでササっと終了。
テント本体の収納袋がかなり大きいので仕舞うのも楽。
コンプレッションは付いていないけど十分使いやすい。
ポールの収納長くらいあるのでポールごと入れてもいいしフットプリントも余裕で入る。
しかも超軽量。
そういえば重量はほぼ商品説明通りでペグとフットプリントなしなら1kgを切っていた。


家に帰ってから干すのもフットプリントとテント本体の2つだけなので楽ちんであった。


-総評-

機能的には概ね設計的にやろうとしていることができている印象。
ただし天井のベンチレーターだけはダメそうな雰囲気。
雨漏りの原因にしかならなさそう・・・。
きっちり閉められるようにできないか後で考えてみようとは思う。


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簡易タープの下からの眺め①

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簡易タープの下からの眺め②

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桜が綺麗

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テントの中で昼寝しながらお花見が出来た。

そんな今日この頃。



※2019.5.3追記
やっぱり雨漏りしますね。
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このベンチレーターの三角補強がシールされておらず、裏の補強布地が水を吸ってベンチレーターの柱を伝って浸水するようです。
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それと濡れて乾いた後の生地の縮みも結構ありまして、新品だとペグダウンしないで建てた時にフロアが大体平らになるんだが縮んだ後はフロア中央が地面に着かないくらい上に引っ張られる。
まぁペグダウンしてれば普通に設営できるので気にならないが...。

※2019.6.22追記
 Amazonレビューを見ていたらどうやらベンチレーターの支柱の穴が無くなり内側から開閉するギミックが無くなって吹き込み防止の返しがついた改良版になった模様。
私のはとりあえずベンチレーションの突っ張り具合からして微妙だと思っているので支柱を取っ払って支柱の穴を後ろからシームテープで塞いでしてしまった。
生地の裏面はPUコートなのでシームテープの張り付きは良好。
ベンチレーションのメッシュ部は生かしたままなので隙間からわずかに換気される程度にはなっているが、これでも横から雨が吹き込むようなら縫い合わせてしまおうかと思う。

どうしてもベンチレーション部だけはイマイチだったが形状や色や詳細ギミックは中華に限らず素晴らしいテントの一つだと思う。改良版は理想的な仕上がりじゃなかろうか。

そんな今日この頃。

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